この副教材「くらしと交通」は、高等学校の公民科及び地歴科の授業において都市交通や地域社会のあり方について、いろいろと考えていただくために作りました。自動車交通や公共交通等の陸上交通は、国民経済ひいては私たち1人1人の日常生活を支える重要な社会基盤です。私たちは、単にその恩恵を享受するだけではなく、当事者として交通社会に日々参加しています。また、これから交通社会をさらに発展させ、成熟させていくには、行政や関係業界に加えて、市民がその発展と形成により深く関わっていくことが不可欠です。そんな意味からも、高校生が交通社会に対する理解を深めることは有意義だと考えます。

 また、交通問題を公民科および地歴科授業でとりあげることは、現代社会の基本的問題を理解する上でわかりやすい教材になると思われます。身近な交通事例を取り上げることによって、生徒による社会問題への理解を助けるだけでなく、主体的に考え、公平に判断する能力を養う上でも役立つのではないでしょうか。この副教材では国内外の様々な交通事例を紹介します。そこには世界各地における特有の考え方や取り組みがあります。交通環境の整備や地域社会形成に関わる夢や理想があります。行政機関と関連業界と市民の新しい協力関係があります。各種交通機関の間での新しい共存関係と交通秩序があります。そして、既成概念からの脱却や発想の転換があります。

 この副教材をきっかけに、みなさんの周りにある交通インフラや交通サービス、幹線道路や生活道路のあり方を自らの問題として考えてみて下さい。そこには、みなさんが住む地域における交通環境をより便利かつ快適に、より公平かつ環境に優しく、また、より安全なものにする独自の方法がきっとあるはずです。




B5判/56ページ

:: 教材テーマ(青文字のテーマをクリックするとサンプルページをご覧になれます)

vol.1
1. ロンドン・バス事情
2. シンガポールの交通政策
3. ミュンヘン・通勤事情
4. チューリヒの路面電車
5. オランダ流・自転車の乗り方
6. ミュンヘンに見るバリアフリー
vol.2
1. パリの駐車事情
2. ボンの自転車レーン
3. ベルリンの公共交通
4. パリの地下鉄メトロ
5. ケルンの路面電車
6. ボルドーの歩行者空間
vol.3
1. 自転車の街 ハウテン
2. ナンシーのバス交通
3. パリの2輪車事情
4. フランクフルトの道路デザイン
5. アムステルダムの駐輪事情
6. ドイツの高速道路 アウトバーン
vol.4
1. ロサンゼルスの都市高速道路
2. サンフランシスコにおける自転車の安全な乗り方
3. ポートランドの交通事情
4. 上海のモータリゼーション
5. 上海の電動スクーター
6. 台北のスクーター交通
vol.5
1. ソウルの路線バス
2. ホーチミンのオートバイ交通事情
3. バンコクの通勤事情
4. クアラルンプールの自動車社会
5. ロンドンの最近の交通事情
6. マンチェスターの市街地活性化

「くらしと交通」は無料提供しています。お申込みはこちらからどうぞ。