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#764

第26回理事会を開催

令和4年度に体験型授業の更なる充実に加え、新たにデジタル教材を開発・提供 

 

 公益財団法人 日本自動車教育振興財団は、令和4年3月16日(水)午後4時15分より、芝パークホテルにて第26回理事会を開催し、令和4年度 事業計画及び同 収支予算が承認された。

 同事業計画では、自動車教育を担う教員の高齢化や減少、教育現場におけるオンライン授業の拡大・ICT化を踏まえ、体験型授業の更なる充実並びにより有用なデジタル教材の開発・提供に取り組む。

▲第26回理事会の様子

 「社会と自動車のより良い関係を形成するため、高等学校における自動車及び交通に関する教育の支援事業を行い、我が国の交通社会及び交通文化の健全な発展に寄与すること」を目的とし、工業高校を主な対象とした自動車技術教育と全高校を対象とした交通社会教育に並行して取り組む。

 技術の進展により自動車産業が転換期を迎える中で自動車及び交通に関する教育も新しい視点が求められている。また、自動車教育を担う教員の高齢化や減少といった課題、教育現場におけるオンライン授業の拡大・ICT化に対応する必要があることから、次の3点を重点取り組み事項とする。

1)分解組立実習の支援、最新技術に関する情報発信強化
令和3年度に新規活動として立ち上げた独自の出前授業「PIUS(分解組立式小型電気自動車)特別講習」の取り組みを加速させる他、同年度に制作した「汎用エンジン分解組立解説動画」の提供及び視聴覚教材DVDの刷新を開始する。
2)先生、高校生を対象とした動画サイトの構築
令和2年度に開始した『早わかり!クルマ塾』内コンテンツを継続的に制作し、更なる充実を図る。
3)財団情報の利用促進強化
先生の担当や支援ニーズに的確に応えうる情報発信ツール(ウェブサイト、支援内容を纏めたリーフレット『支援メニュー』)の改修、財団活動の告知強化に取り組む。

 収入は主に、関係団体からのご支援による賛助会費及び寄附金と、国債並びに仕組預金等の運用による基本財産運用益である。令和4年度は利率の高い債券への入れ替えに伴い、令和3年度予算に対し24万円増収の7,602万円となる。
 支出については、引き続き効率化に努めながらも、先述の体験型授業の更なる充実並びにデジタル教材の開発・提供等に対する拠出が増え、同202万円増の8,157万円を計画している。


以 上

  

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