地歴公民科(現代社会、政治・経済、地理)
や交通安全指導に最適です。
次期学習指導要領で公民科の新科目となる「公共」用副教材として、自動車交通の観点から現代社会の課題に焦点をあてた、情報誌「Traffi-Cation」の特集記事9テーマを再編集しました。いずれも、主権者として社会参画する力を育てるために創設される同科目で取り上げていただくのに格好の題材です。取材に基づく実例をもとに、各テーマにて自らどう考え、行動するかについて議論する材料として活用できます。
持続可能な経済社会の実現
カーシェアリングと若者のクルマ利用
〜カーシェアリングは社会・経済を変えるか〜
若者のクルマ離れの一要因として経済的負担の大きさが挙げられます。カーシェアリングがクルマ利用に係るハードルの低下、クルマへの関心高揚につながるのかを探ります。
自動車分野におけるシェアリングエコノミー
〜ライドシェアは地方を救う一手となるか (京都府丹後町の手法)〜
「シェアリングエコノミー」が注目される中、京都府京丹後市では交通空白地域での移動手段として2016年からライドシェアを活用しています。同市への取材を通して、ライドシェアが地域創生に果たす役割や課題、及びその課題への対応の方向性を探ります。
商業施設を活用したパーク・アンド・ライド
〜福岡市・行政と民間商業施設との協働〜
近年登場してきている、駐車台数に余裕がある大型商業施設の駐車場を実質無料で利用できる新しい形態のパーク・アンド・ライドの実態を紹介します。
地域社会の変容と住民生活
地方都市における公共交通のあり方
〜岡山県総社市の市民の足・デマンド交通システム〜
地方都市では高齢化や人口減少に伴い、公共交通の維持が課題となっています。デマンドバス・タクシー等の成功事例を分析することで地方都市における公共交通のあり方を探ります。
超小型モビリティの動向と普及に向けた課題
〜沖縄県本部半島の観光促進プログラム『ちゅらま〜い Ha:mo』〜
地域活性化や高齢化社会への対応として注目を浴びる超小型モビリティについて、各地域で行われている実証実験の成果を調査し、今後の普及に向けた課題を探ります。特に、観光振興の観点から取り組んでいる沖縄県の事例を調査、紹介します。
自動走行カートが結ぶ「人」と「街」
〜輪島の活性化を促す新たな公共交通〜
石川県輪島市では、高齢者や観光客の移動手段確保、地域活性化を目的に、次世代交通の対策事業として電動カートを導入しています。当該カートの公道走行実験実現までの経緯や今後の課題とその対応を紹介します。
環境問題での現状と課題
地方都市におけるBRTの活用
〜新潟市が実施したマイカー依存からの脱却と環境負荷低減方策〜
地方都市でBRT(バス・ラピッド・トランジット;バス高速輸送システム)を導入する地域が出始めています。2015年9月に開業した新潟市のBRTを調査し、新交通の効果や課題を探ります。
水素社会の実現に向けたインフラ整備の取り組み
〜下水処理場で水素を作り家庭や自動車に供給する福岡市の試み〜
燃料電池自動車が登場し、水素社会に向けた舵が切られましたが、インフラ(水素ステーション)は不十分な状況です。福岡県における下水バイオガスを利用した水素製造実証実験を調査し、インフラ整備の現況や課題を紹介します。
安心と安全
自動運転の現状と課題
〜自動運転が安全、環境、くらし、経済にもたらす影響〜
藤沢市をはじめ、公道での自動運転の実証実験がスタートしています。実証実験の事業体や行政等へのヒアリングを行い、今後の自動運転車普及に向けた課題や可能性を探ります。
その他の副教材