1. 講演 人間主体のASVとITS
「ぶつからないクルマ」に見る先進安全技術
講演は、人間主体のASVとITS 「ぶつからないクルマに見る先進安全技術 と題し、ASV技術のひとつとして急激に搭載車が増えている「衝突被害軽減ブレーキ」を例にクルマに搭載される先進安全技術とドライバーの理想的な付き合い方について、動画を交えた分かりやすい解説であった。また、すでに部分的に提供されているITSが将来に向け、ドライバーにどんなメリットをもたらすのか、5年先、10年先の道路環境とはなにか、について多角的に解説された。
特に「衝突被害軽減ブレーキ」については、メーカーによって様々な技術(センサー)が使用されているが、センサーによって得手,不得手がある。一般的に「ぶつからないクルマ」と言われているが、センサーの限界を超える状態やドライバーの操作方法によっては、ぶつかる場合もある。この装置は危険を察知してドライバーに警報するためのものである。したがって、「ぶつからないクルマ」という表現は誤りで「教えてくれるクルマ」が正しい、と強調された。
参加者からは、「自動運転と人間の操作介入の関係について」「センサーの限界について」「自動車メーカーが『ぶつからないクルマ』を強調するCMについて」など、多くの質疑応答があり、終了予定時間をオーバーするほど盛り上がった講演会になった。
2. 見学 第43回東京モーターショー (東京ビッグサイト)
見学は、講演会終了後から16:30分の閉場時間まで各自、自由見学とした。
今年は、17:30からプレビューナイトがあり、閉場時間が16:30に早まったため一部の参加者から見学時間が短いとの声があった。