JEAF研修会

平成27年度 第100回JAEF研修会 開催実績

研修内容
第100回JAEF研修会
日時
2015年11月2日(月)10:00~13:00(東京モーターショー自由見学20:00まで)
場所
有明ワシントンホテル及び 第44回東京モーターショー(東京ビッグサイト)
参加者
教員94名、オブザーバー2名 合計96名
内容
1.講 演 「自動運転車・開発の現状と将来展望」
   講師 :(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター
       上席研究員 杉本 洋一 氏

2.見 学 第44回東京モーターショー (東京ビッグサイト)
実施結果

1.講演「自動運転車・開発の現状と将来展望」
 
(1)自動運転への期待
 1.交通事故の軽減、渋滞の解消、CO2削減等これらの経済的損失をなくす。
 2.高齢者や初心者の運転補助。運転時間を他のことに費やしたいなど。
 
(2)開発の歴史
 1.1990年代に盛り上がり、磁気ネイルでの走行実験などが実施された。
 2.2004年に米国でグランドチャレンジ(砂漠走行)、アーバンチャレンジ(市街地走行)などが実施され一気に機運が高まった。
 
(3)ホンダの現状
 1.車線検知システム、歩行者事故軽減ステアリングシステム、路外逸脱抑制支援、標識認識機能などを開発。
 2.宇都宮市街地での実験や首都高豊洲インターと葛西インターでの実験を実施。
(4)自動運転実現に向けた法的、社会的な取り組み
 1.自工会で「自動運転検討会」を立ち上げ、内閣府、法務省などと検討。
 2.国連の「WP29」で法規の世界統一基準の作成を検討。
 3.道路交通ジュネーブ条約、ウイーン条約では運転者が常に運転席にいなければならず、自動運転のためには国際条約改定が必要。
 
 先生方からは、「悪天候、悪路での自動運転は可能か?」「中古車へ後付けでシステム導入可能か?」などの質問があった。