1.「ドライバー自身ができる交通安全対策」
(1)運転前点検の重要性。見落としがちなタイヤスリップサインの確認方法。
(2)正しい空気圧が制御やエコ運転に大きな役割を果たしていることの説明。
(3)薄暮時のヘッドライト点灯開始時間を早めることの重要性。
(4)危険予知に関する豊富な映像を紹介いただき、危険予知能力を高めた。
(5)6月から自転車取り締まりの強化が開始された。取り締まり強化以降、車道を走る自転車が増加し、自動車運転者の危険予知能力の重要性がさらに高まった。
(6)先生方から、「生徒へは、自動車運転者からの視点で自転車運転の指導をしていきたい」との意見が出た。
2.安全運転トレーニング実習
実習の目的は、(1)基本の見直し(2)環境を知る(3)すべてに優しい運転の意識を認識することで具体的には下記の実習を行った。
(1)運転姿勢を学んだ後、乗用車の慣熟走行実施。
(2)高速フルブレーキングでは、スピードを変えてABSが作動する場合と作動しない場合の違いを体験。
(3)低ミュー路ブレーキングと高速運転では、VSC作動の時と作動していない時の 横滑りなどの危険な状況を体験し、VSCの機能を確認。
(4)実技終了後、車の性能を熟知した上でいかに安全で歩行者に優しい運転を心がけるべきかの講演をしていただく。
参加者からは「通常では経験できないフルブレーキングや低ミュー路ブレーキングを体験でき、大変よかった」「ABS、VSCの実力がわかった」「説明が丁寧で、リラックスして臨めた」「結局は車の性能と外部環境をよく理解して安全で優しい運転が重要であることを再認識した」等の意見が寄せられた。